条件をそろえて比較
Make・n8n・Zapier。選択が分かれる条件
Free plan、課金単位、Self-host、Code、対応アプリ、想定ユーザーを横並びにして候補を絞ります。
同じ仕事を任せたときの課金単位、例外処理、運用責任で比べます。機能数の勝敗ではなく、条件に合わない候補を落とすための比較です。
まず条件で候補を絞る
Visual/no-codeを中心に設計。
Self-hostとCode stepsを持つ。
Zapierは広いアプリ連携を公式に案内している。
同じ仕事で違いを比べる
| 比較項目 | Make | n8n | Zapier |
|---|---|---|---|
| 無料版 / Trial | あり | Trial / Community* | あり |
| 主な課金単位 | Credits | Workflow executions | Tasks |
| Cloud | ○ | ○ | ○ |
| Self-host | — | ○(license条件あり) | — |
| Visual builder | ○ | ○ | ○ |
| コード利用 | JavaScript / Python(Plan条件あり) | JS / Python | Code steps |
| API / Webhook | ○ | ○ | WebhooksはProfessional以上 |
| 連携 | 3,000+ apps | Cloud各Planでintegrations利用 | 9,000+ apps ecosystem |
| AI | AI apps / AI機能 | AI workflow機能 | AI orchestration / Agents |
| Enterprise | Enterpriseあり | Business / Enterprise | Enterpriseあり |
| 主な想定ユーザー | ノーコード〜業務改善 | Builder〜Developer | 初心者〜SMB |
月額より、何に対して課金されるか
3社を全部比較する前に、落とせる候補を落とす
この3社を比較する前に、Automationそのものが必要かは確認しておきます。件数が少なく、例外が多く、人が短時間で処理できる業務なら、今の手作業を残す方が合理的な場合があります。一方、夜間処理、即時同期、大量処理、複数SaaSへの同時反映まで必要なら、人が処理すること自体が制約になります。そこからAutomation Toolを比較する意味が生まれます。
Make、n8n、ZapierはいずれもAutomationを作れます。だから機能一覧から入ると、全部それなりに良く見えます。
最初に必要integration、deployment、技術自由度、課金単位を決めると候補を早く絞れます。特にSelf-hostが必須ならn8nが明確に残りやすく、不要ならMake、Zapier、n8n CloudをCloud候補として比べられます。
n8n CommunityはSustainable Use Licenseのfair-codeです。自社内部の業務利用などは許容例がありますが、顧客向けにn8n自体を有料提供する用途などでは別途ライセンス確認が必要です。
- 質問1:必要なアプリ・APIはつながるか
- 質問2:Self-hostが本当に要件か
- 質問3:Code/APIの自由度を使うか
- 質問4:Credits / Tasks / Executionsのどの課金構造がWorkflowに合うか
同じ月1,000件でも、3社で「1,000」の意味が違う
Makeはmodule actionベースのcredits、Zapierはsuccessful actionベースのtasks、n8n CloudはWorkflow runベースのexecutionsです。
月1,000件の問い合わせでも、1件につき何step動くかで必要量は変わります。価格表の数字をそのまま横に並べず、同じ代表Workflowへ換算してから比較します。
n8n Self-hostはCloud subscriptionの比較から外れ、infra、operations、backup、security、license条件まで含む別のTCO比較になります。安いかどうかではなく、誰が運用責任を持つかまでセットです。
- Make:イベント数 × module実行数
- Zapier:イベント数 × successful action数
- n8n Cloud:Workflow実行回数
- n8n Self-host:infra / operations / license条件を追加
技術レベルより「何を自分で持ちたいか」で分ける
3社の違いは、初心者/上級者の一本線だけでは整理できません。非エンジニアでも複雑な分岐をvisualに管理したい人はMakeが合う場合があり、Developerでもインフラ管理を避けたいならn8n CloudやMakeが合理的です。
Zapierは必要アプリから始めやすく、n8nはCode/API/Self-hostの自由度を残しやすい。技術力の高さを競うのではなく、組織が持ちたい責任の範囲で選びます。
- visualにWorkflow全体を追いたい → Makeを先に確認
- Self-host / Code / deployment control → n8nを先に確認
- 対応アプリの広さを重視 → Zapierを先に確認
- Microsoft 365 / Desktop RPA → Power Automateも比較
最後に残った2社だけ、同じWorkflowで試す
3社全部を徹底検証する必要はありません。条件で1社落とし、残った2社で代表Workflowを1本組めば十分です。
評価項目は構築速度より、読みやすさ、Credential管理、Error追跡、月間消費量、担当交代時の理解しやすさです。Automationは作る時間より、壊れた後の時間の方が長いことがあります。
- 同じinput/output
- 同じ分岐条件
- 料金単位へ換算
- 障害時の追跡手順
- 半年後に別担当が読めるか
3つ契約してから考える必要はない
Tool比較が好きだと、比較のために全部触りたくなります。FineInTheory的にはかなり自然です。
商用導入では、必要条件で落とせる候補を先に落とした方が速い。Automation Toolを選ぶためにAutomation Tool管理を増やす必要はありません。
初期候補はこう置く
最初のshortlistとしては次の置き方が実務的です。
同じ仕事を安くするのか。今までできなかった仕事をできるようにするのか。Automationの価値は両方あり得ます。
- Make:visual workflowとSaaS横断を重視
- n8n:Self-host / Code / API / deployment controlを重視
- Zapier:対応アプリの広さと始めやすさを重視
- Microsoft中心:この3社だけでなくPower Automateも比較
比較後に残る疑問
Make・n8n・Zapierは結局どれを選べばいいですか?
必要integration、Self-host要否、Code/APIの自由度、課金構造で候補を絞ります。Visual workflow中心ならMake、Self-hostやCodeを重視するならn8n、対応アプリの広さを重視するならZapierから確認すると整理しやすいです。
最初に無料で試すならどれですか?
MakeとZapierにはFree plan、n8nにはCloud trialとSelf-hosted Communityがあります。無料枠の大きさではなく、同じ代表Workflowを小さく試して有料化条件まで確認します。
n8n Communityはopen sourceですか?
n8n自身はOSI open-sourceではなく、Sustainable Use Licenseに基づくfair-codeと説明しています。Self-hostできることと、用途制限のないopen-source licenseであることは別です。
大量処理ならn8nが安くなりますか?
Workflow構成によります。n8n Cloudはexecution型ですがPlan tierがあり、Self-hostではinfra/operations費とlicense条件も加わります。同じWorkflowと月間実行条件で見積もります。
Microsoft 365中心なら3社のどれですか?
Power Automateも候補に入れてください。既存Microsoft licenseで使える範囲とDesktop/RPA要件を確認してから、Makeなどを追加するか考えると整理しやすいです。
3社すべてを試す必要がありますか?
通常はありません。必要integration、Self-host要件、技術自由度で1社以上を落とし、最後に残った2社で同じ代表Workflowを試す方が効率的です。
残った候補の公式条件を確認する
Make・n8n・Zapierは、全部を深掘りする前にAutomation自体の必要性を確認し、必要integration→Self-host要否→技術自由度→課金単位の順で絞れます。最後に残った2社だけ、同じWorkflowで試してください。
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