費用の増え方

自動化ツールの料金を、同じ仕事量で比べる

Make Credits、Zapier Tasks、n8n workflow executions、Power AutomateのUser/Process系ライセンスを、公式Factと編集用の仮定計算を分けて整理します。

月額表示より先に、何を1回と数え、使用量とともに何が増えるかを確認します。安さではなく、請求を予測できるかが判断基準です。

判断メモ費用の増え方
Usage×Unit=Cost
価格表を、請求の式に戻す。

この記事で確認する製品

Make

ビジュアル中心で複数SaaSをつなぐクラウド型Automationプラットフォーム。

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n8n

Cloudとself-hostedの選択肢を持ち、コードやAPIも組み込みやすいAutomationプラットフォーム。

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Zapier

広いアプリ連携とテンプレートを持つクラウド型Automationプラットフォーム。

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Power Automate

Microsoft Power PlatformのAutomation製品。Cloud flowとDesktop flow/RPAを扱える。

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月額を横並びにする前に、各社が何を1単位としているかをそろえる

MakeはCredits、ZapierはTasks、n8n Cloudはworkflow executions、Power AutomateはUser/Capacityのlicense modelを持ちます。数字だけを並べると、同じ『1,000』でも意味が違います。

FineInTheoryでは、まず1つの実業務を定義し、それを各製品の課金単位へ翻訳します。価格そのものとbilling ruleはFACT、月間件数や平均step数などの仮定はEDITORIAL、そこから計算した値はDERIVEDとして分けます。

比較表をきれいにするために違う単位を同じものとして扱うと、表だけ完成して判断が壊れます。先に仕事量をそろえます。

  • FACT:公式のbilling unit・Plan条件・価格
  • EDITORIAL:月間イベント数、Action/operation数、利用人数等の仮定
  • DERIVED:仮定を各billing unitへ換算した値
  • 価格改定時はFACTだけ更新し、同じWorkloadで再計算

例:1件の問い合わせを3システムへ流す仕事を基準にする

説明用に『フォーム受信 → CRM登録 → Slack通知 → Spreadsheet記録』を1つの業務イベントとします。月間イベント数を仮定し、Makeでは実際のmodule operationsとcredit rule、Zapierではsuccessful Actions、n8n Cloudではworkflow executions、Power Automateでは利用者・Flow・RPA等のlicense contextへ翻訳します。

この例は各社の月額を断定するものではありません。Branch、retry、AI、RPA、特殊Task/Credit rate、Self-hostが入れば別条件として足します。

重要なのは『1,000 events = 1,000 billing units』と決めないことです。同じ業務でも各社が数えている対象が違います。

  • Make:eventごとのoperationsとcredit rule
  • Zapier:eventごとのsuccessful Action数
  • n8n Cloud:Workflowが何回開始〜終了するか
  • Power Automate:誰/どのAutomation/どのMachineに権利が必要か

Automationしない場合も基準値として残す

現在の手作業時間が分からなければ、AutomationのROIも分かりません。少量で例外が多い仕事では、Subscription、構築、監視、障害対応まで含めると、人が処理し続ける方が合理的な場合があります。

逆に、24時間処理、即時応答、大量処理が目的なら、現在の人件費だけで比較するとAutomationのCapability Valueを取り逃します。

人件費や工数は公式価格ではありません。実測できるまではEDITORIALな前提として扱い、測定できた項目から置き換えます。

  • 現在の月間件数
  • 現在人手時間
  • 例外率
  • 必要応答時間
  • 夜間 / 即時処理要否
  • Failure impact

比較用Workloadは6項目だけ先に固定する

製品ごとの価格を調べる前に、月間イベント件数、1イベントの処理数、branch率、利用人数、Desktop/RPA要否、Self-host要否を固定します。

この6項目が決まると、各社の違う課金モデルへ変換できます。逆にここが決まらないなら、どの料金表を見ても『場合による』から先へ進みません。

  • 月間events
  • 平均operations/actions
  • branch/retry率
  • 利用ユーザー数
  • Desktop/RPA要否
  • Self-host要否

Software料金に入っていない運用コストを別列へ出す

Self-host、外部API、monitoring、backup、管理者教育、障害対応などはPlan料金とは別です。特にn8n Self-hostはinfraを自社へ戻すため、Cloud subscriptionだけと比較するとTCOを過小評価します。

managed SaaS側もTask/Credit超過、上位Plan、Team/Governance要件などで増額します。公式月額と運用費を混ぜず、公式費用 + 編集仮定による運用費の二段で表示します。

人件費を公式価格のように見せないことが重要です。測れるようになったら仮定を実測へ置き換えます。

  • 公式Subscription/License
  • 超過/追加usage
  • Self-host infra
  • 外部API/AI
  • 運用・監視・障害対応
  • Team/Governance要件

見積もり前の確認

MakeZapiern8nの料金はどれが一番安いですか?

課金単位が異なるため、月額だけでは決められません。同じ実業務をCredits、Tasks、Executionsへ換算し、Self-host等の運用費も分けて比較します。

Power Automateも同じ処理件数で比較できますか?

完全に同じ数え方ではありません。Power AutomateはUser/CapacityやRPA利用形態などLicense contextを整理して、同じ業務を実現するために必要な権利へ換算します。

TCOの人件費は公式料金ですか?

いいえ。運用工数や人件費はFineInTheory側の仮定・編集計算です。公式Plan料金やbilling ruleとは分離します。

価格比較表だけあれば十分ですか?

単純Workflowなら参考になりますが、実行量、step数、RPA、Self-host、Team/Governance要件で差が出るため、自社Workloadへ換算する方が有用です。

条件が合う候補だけ次へ

Automationの料金比較では、違う単位を無理に同じ『月額』へ押し込まず、同じ仕事を各社の課金単位へ翻訳してから比べます。Automationしない場合も基準に残し、先にWorkload、後からPrice。この順序なら価格改定が来ても比較を作り直しやすくなります。

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