サービスの条件

n8nとは?

Cloud・self-hosted・workflow executions・JS/Python・ライセンス条件など、n8nを選ぶ前に確認したい条件を公式情報から整理します。

機能一覧より先に、今の方法・運用担当・継続費用を確認します。便利さが保守対象を増やすだけなら、導入しない判断も残します。

判断メモサービスの条件
n8n

料金継続して払えるか

制約仕事を曲げないか

出口Keepも残す

製品ではなく、導入条件の棚卸し。

候補にしやすい条件

  • API・Code・Self-hostを選択肢に残したい
  • Workflow全体の実行単位でコストを見たい

先に確認したいこと

  • Self-hostはインフラ運用コストと現行license条件を確認
  • 非技術者だけなら運用が重くなる可能性

まず公式情報で確認

FACTStarter

€20/月・2.5K workflow executions(年払い)

公式ソース ↗
FACTPro

€50/月・10K workflow executions(年払い)

公式ソース ↗
FACT課金単位

workflow execution=Workflow全体の1回のrun。step数には依存しない

公式ソース ↗
FACTCommunity

Standard self-hosted Community Editionあり。利用条件は現行licenseを確認

公式ソース ↗

n8nは「安いAutomation」より、運用責任を選べるAutomation

n8nの大きな特徴は、n8n CloudとSelf-hostedを選べることです。Cloudはインストールやインフラ管理をn8n側に寄せられ、Self-hostは自社インフラやPrivate Cloud上で動かして環境を管理できます。

ここで比較したいのは月額だけではありません。Self-hostを選ぶと、server、update、backup、security、monitoring、復旧手順まで自社側の仕事になります。Software代が下がっても、運用責任まで無料にはなりません。

n8nはSustainable Use Licenseをfair-code licenseとして説明し、OSIのopen-sourceとは呼んでいません。内部業務利用は許容例に含まれますが、n8n自体を顧客向けにホストして有料提供するような用途は制限例に含まれるため、外部提供を伴う場合は現行licenseを確認します。

  • Cloud:インフラ管理をn8n側へ寄せたい
  • Self-host:デプロイや環境を自分で制御したい
  • Community Edition:無料のself-hosted選択肢。Sustainable Use Licenseを確認
  • Business / Enterprise:SSO、環境分離、外部Secrets等の高度要件を検討

Cloudはstep数ではなく「Workflowが何回走るか」で見る

n8n Cloudはmonthly workflow executionsを主な課金単位にしています。公式説明では、1 executionはWorkflowが開始から終了まで1回走る単位で、Workflow内のstep数が増えても同じ1 executionとして数えます。

現行のStarterは年払いで€20/月、2,500 executions/月、Proは€50/月、10,000 executions/月です。MakeZapierのstep/action単位の課金と数字だけを直接比べず、同じ業務を月に何回起動するかへ置き換えて比較します。

「1回のWorkflowが長いほどn8nが必ず安い」とまでは言えません。Plan tier、同時実行、ログ保持、必要機能、Self-host時のインフラ費まで含めて総コストを見ます。

  • Starter: €20/月相当・2.5K workflow executions(年払い)
  • Pro: €50/月相当・10K executions(年払い)
  • 1 execution = Workflow全体の1回のrun
  • Self-hostはCloud subscriptionとは別にinfra/operationsを見積る

Self-hostできる自由は、Self-hostし続ける責任とセット

自分で動かせることは強みです。自分で直す必要があることも、同じ仕様です。

Developerがいて、network、secret、backup、update、incident対応を既存運用へ載せられるならSelf-hostは合理的です。逆に、Automation担当がWorkflowだけに集中したいならn8n Cloudの方が組織全体では安くなる場合があります。

  • 自由度が欲しい理由を言語化する
  • 保守担当と復旧責任を決める
  • 外部提供ならlicense条件を先に確認
  • Cloudとの差額ではなく総運用コストで比較

n8nの自由度を使う予定があるかで選ぶ

n8nはvisual editorに加え、Code nodeでJavaScriptやPythonを使い、HTTP/APIを直接扱う構成も取りやすいサービスです。

この自由度が必要なら有力候補です。非技術部門だけで運用し、Self-hostもCodeも使う予定がない場合は、MakeZapierの方が管理対象を増やさずに済む可能性があります。

  • 候補にしやすい:Developer、Automation Builder、Self-host要件
  • Cloudが向く:インフラ管理を避けたい
  • Communityが向く:技術リソースがありself-hostを管理できる
  • Make/Zapierも比較:Codeやself-hostの自由度を使わない

Cloud / Self-hostを先に決めると比較が速い

n8nを候補に残すかは、次の順で判断すると整理しやすくなります。

  • Self-hostが要件か、それとも選べると嬉しいだけか
  • Code/APIの自由度を実際に使うか
  • 月間workflow executionsと必要な運用体制を見積もれるか

導入前に残る疑問

n8nは無料で使えますか?

Self-hosted Community Editionには無料で使える範囲がありますが、Sustainable Use Licenseの条件があります。Self-hostではserver、update、backup、securityなどの費用と工数も別に考えます。

n8nはopen sourceですか?

n8n自身はOSIのopen-sourceとは呼ばず、Sustainable Use Licenseに基づくfair-codeと説明しています。source codeが公開されていることと、用途制限のないopen-source licenseであることは別です。

n8n CloudとSelf-hostはどちらを選ぶべきですか?

インフラ管理を避けたいならCloud、デプロイや環境を自分で制御する明確な理由があるならSelf-hostが基本です。価格差だけでなく運用担当者とライセンス用途を含めて判断します。

n8nのexecutionはstep数に応じて増えますか?

公式料金説明では、1 executionはWorkflow全体が1回走る単位で、step数には依存しません。

コードを書けなくてもn8nは使えますか?

visual editorで構築できます。ただしCodeやSelf-hostを使わないなら、MakeZapierも合わせて比較すると過剰な自由度を買わずに済む場合があります。

n8nをStackに追加する前に

n8nは、安さよりもCloud/Self-host、Code、API、実行環境の自由度を買う製品として見ると分かりやすくなります。その自由を使う理由と、運用責任を持つ人が決まっているなら強い候補です。

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